五感に響く体験を。白井屋ホテルを味わい尽くす一泊二日ステイレポート
群馬・前橋に泊まる。
その滞在に、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。県庁所在地である前橋はビジネスで訪れる方も多く、白井屋ホテルがある市内中心地は宿泊地といえばビジネスホテルがほとんどです。白井屋ホテルが気になる……と思いつつも、前橋で何をしたらいいのか、時間を持て余してしまうのではと心配に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その心配はご無用です。なぜなら、白井屋ホテルの中だけでも一泊二日引きこもってしまうほど、見どころがあるから! 本記事では、白井屋ホテルで過ごす一泊二日を写真たっぷりでお届けします。白井屋ホテルでの滞在をしっかりイメージトレーニングしたら、ぜひ実際に遊びに来ていただけると嬉しいです。
さぁ、非日常の空間へ
ホテルエントランスのチェックインカウンター後ろに佇むのは、現代美術作家・杉本博司氏の海景シリーズ《ガリラヤ湖、ゴラン》。モチーフはキリストが湖上を歩いた奇跡の土地だといわれている、イスラエル北部のガリラヤ湖、巡礼地として有名な湖です。
チェックイン後にまず堪能したいのは、やっぱりホテルの客室。全25室の客室内にはそれぞれ違うアート作品が設えられており、いわば貸し切りの美術館でそのまま夜を過ごすような感覚です。時間を気にせず思う存分アートのある空間を味わえる贅沢は、アートホテルならではの経験と言えるでしょう。
建物自体はもちろん、館内あちこちでアートに触れることが出来る白井屋ホテル。部屋で一息ついたら、館内の探検にでかけましょう。
建築家・藤本壮介氏が手掛けた建築、内装もぜひじっくり堪能を。まるで無限回廊のような吹き抜けエリアは宿泊者のみが立ち入り可能。夜と朝とでぐっと表情を変えるので、いろんなタイミングで吹き抜け散歩をしてみてください。宿泊しないと撮れないアングルでの記念撮影はマストです!
本格フィンランドサウナを貸切で
グリーンタワーを登っていくと、中腹に三角屋根の小屋が現れます。こここそが白井屋ホテルこだわりのフィンランドサウナで、貸切にて利用可能です。サウナの一段下にある更衣室で着替えたら、いざサウナへ!
カードキーで扉を開けた先には、サウナと水風呂がスタンバイ。コンパクトながらも、サウナを堪能するにあたって欲しい物が全部揃っている印象です。
他の利用客のことを気にせず、自分の好きなように室内をカスタムできるのが貸切サウナの嬉しいところ。アロマを好みの配合で混ぜた水をサウナストーンにかけ、ロウリュを繰り返した部屋の温度計は一時110度を超えたほど!さらさらとした汗がドバドバ流れてきます。また、フィンランドサウナの他にミストサウナもあり。お好みに合わせてチョイスしてください。
近年なにかと話題のサウナ。あなたのまわりにもサウナー(サウナ愛好家)が出現していることかと思いますが、みなさん口を揃えて言いませんか?「サウナの醍醐味は外気浴だ」と。私自身もこれまで割とサウナに行ってきたものの、実は外気浴にそこまで重きをおいてこず、なかなかその言葉が理解できなかったのですが……見てください、この絶景外気浴スポット!これは外気浴に目覚めないほうが無理でした。
芯まで温まった体と夜風は相性抜群。奥には宿泊者限定で見ることが出来る宮島達男氏のアート部屋があり、グリーンタワーを照らす数字のライティングが外気浴をよりスペシャルな時間にしてくれます。この外気浴こそ、白井屋ホテルでしか味わうことのできないサウナ体験の真髄かもしれません。
SAUNAについての詳細はこちら
汗をさっぱり流したら、サウナのため我慢していたアルコールを解禁!サウナ後の一杯は格別、こだわりの家具に身を委ね極上のリラックスタイムを味わいましょう。ラウンジの吹き抜けにめぐる《Lighting Pipes》は時間帯によって光の色が変わることも。あなたが滞在するときはどんな表情を見せるのか、ぜひ楽しみにしていてください。
また、白井屋ホテルの周辺は前橋きっての飲み屋街のため、ふらりと近所に飲みに行くのもおすすめです。どこに行こうかお悩みの方は、スタッフに気軽に尋ねてみてください。きっと、とっておきの一軒を教えてくれるはず。
こだわりアメニティで快適な夜を
夜もふけ、程よい時間になったらそろそろ部屋に戻りましょう。なぜならせっかくの客室を堪能する時間が短いのはもったいないから!です。メイクを落とし、お風呂に入り、部屋着に着替えてくつろぎタイムを。それらの時間を彩るアイテムや設えに抜かりはありません。
また、シャンプーやボディソープ、スキンケアなどはオーガニックのスキンケアブランド『OSAJI』を採用しています。実は群馬生まれの『OSAJI』、ハーブの健やかな香りに包まれて、心身ともにリフレッシュ。
ちなみに、シティホテルはお風呂がイマイチで……と思っている方に朗報です。白井屋ホテルの客室には広々とした浴槽が全室に用意されており、湯船にゆったり浸かることができます。お風呂の設えは客室によって大きく違うので、宿泊時の楽しみにしていてくださいね。
ホテルで一番贅沢な瞬間は、もういつでも寝られるという状態になってから訪れると思うのです。すぐ横になれる状態で、ゆったりとした時間をすごす…。部屋にはアートがあり、気持ちのいいゆったりソファもある。ミニバーには気の利いたお酒に、お茶やコーヒーもちょっとうれしいセレクトのものが揃っている。それらをお供に、眠りにつくまでのひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
体よろこぶ朝食を明るいラウンジで
ふかふかのベッドでいつまでも寝ていたいのは山々ですが、お待ちかねの朝食タイムのため、ラウンジへ向かいましょう。その際はぜひ、エレベーターではなく吹き抜けの階段を使ってラウンジへ降り立つのをおすすめします。天窓から光が差し込み、ホテルの違う表情を見ることが出来るはず。
朝食メニューは「群馬野菜とデリサラダ」、「スモークサーモンのアボカドトースト」、「オムレツ/上州麦豚ベーコン&ソーセージ」、「和朝食」(季節によってメニューは変動します)の4種類からチョイス出来ます。モーニングの時間帯(7:00-10:00)は宿泊以外のゲストも利用可能、朝のラウンジは緑が輝いてとても気持ちがいいので、白井屋ホテルの朝を地元の方もぜひ体感してみてください。
朝のラウンジは光と緑が気持ちよく、まったりしてしまうこと必至なので、朝食は1時間くらいかけてゆったり過ごすのが吉。チェックアウト後どこに行くか、どう過ごすかの作戦会議をするのもいいですね。群馬県には、温泉や自然はもちろん、他にもぜひ行ってほしい見どころスポットがたくさんあるんです。行き先がなかなか決まらない!という方は、ホテルスタッフにも尋ねてみてくださいね。
名残惜しい気持ちを抱えつつチェックアウト。白井屋ホテルで過ごす一泊二日、盛りだくさんコースでお届けしましたが、いかがでしたか? 白井屋ホテルの客室はそれぞれがとても個性的なので、どの部屋で過ごすかによってまた時間の使い方も変わってくるかと思います。今回の一泊二日ではホテルの中を目一杯楽しみ尽くすということでホテルから外に出ないステイプランでしたが、白井屋ホテルは前橋の中心に位置しているので、少し足を伸ばして近所の散策を組み合わせるのもオツなもの。
白井屋ホテルをどう使うかは十人十色。ぜひ、あなたならではの白井屋ホテルの楽しみ方を見つけてください。
Text & Photo / Ayumi Yagi
※メニューや内容は2021年5月時点のものです。時期により変動する場合がございます。