白井屋ホテル 期間限定 rin art association コラボレーション企画 小林正⼈ 「ペア作品分離展示=LOVE」

群馬県前橋市のアートデスティネーション「白井屋ホテル」を運営する白井屋ホテル株式会社(群馬県前橋市本町、総支配人:堀口大樹)では、群馬県高崎市の現代アートを扱う美術ギャラリー、rin art association が枠に捉われない、⾃由な
発想でアート作品を作り続けている小林正人氏の展覧会「FAMILY/この星の家族」を開催するにあたり、同時期にペア展示コラボレーション企画として同氏の「ペア作品分離展示=LOVE」を4 層吹き抜け空間、「白井屋ザ・ラウンジ」にて展開いたします。ペア作品をあえて同じ会場に展示せず、高崎と前橋という距離のある場に置くことを試みる展覧会をお楽しみください。

白井屋ホテル 期間限定 rin art association コラボレーション企画 小林正⼈ 「ペア作品分離展示=LOVE」
目次

展覧会について

小林正人氏の展覧会を同時期に2ヶ所の会場(高崎のrin art associationと前橋の白井屋ホテル)にて開催します。

キャンバスを張りながら描いていく小林の絵画は不定形に切り取られた⼆次元のキャンパスと⾝体的に関わりあいながら指や⼿などの⾝体を⽤いて絵の具を直接画⾯に重ね合わせてゆき、同時に⽊枠という世界のフレームに固定されていくことで⽣まれていきます。不安定な状態でこの世界のフレームに固定された絵画は⼀つの絵画から⽣まれた⼦であり、それはまた新たな絵画の⼦の誕⽣に連なっていきます。

“作品は全て画の家族なんだ︕”と小林は⾔います。「FAMILY / この星の家族」と題された今展ではギャラリーの3フロアーを使って各階に新旧混えた床置きの画、壁掛けの画が様々な光を駆使して配置されます。絵筆を咥えてるの馬画は「画家の肖像」、画家とモデルのモデルを描いた「この星のモデル」そして海辺のアトリエで採れたレモンを描いた「檸檬」。
まるで画の星の家族が暮らす家のように︕
そしてハートの形のキャンバス「気持ちB」のペア作品「気持ちA」はフレームを⾶び出して前橋の白井屋ホテルの壁に掛かっています。“ペアは⼀緒に居るのが幸せかもしれないがいられないこともある…”

クリスマスシーズンに集まった画のファミリーの在り方…ぜひ併せてご高覧いただけたら幸いです。

協力:シュウゴアーツ https://shugoarts.com/

小林正人「ペア作品分離展示=LOVE」 | 前橋 白井屋ホテル

会期:2024年10月27日(日)- 12月28日(土)
年中無休
会場:白井屋ザ・ラウンジ 群馬県前橋市本町2-2-15 白井屋ホテル 027-231-4618
※展示作品をご覧になる際は、白井屋ザ・ラウンジをご利用ください。

小林正人「FAMILY / この星の家族」 | 高崎 rin art association

会期:2024年10月27日(日)- 12月28日(土)11:00-19:00
※オープニングレセプション <作家在廊> 2024年10月27日(日)18:00-20:00
休廊:月、火曜日
会場:rin art association 群馬県高崎市岩押町5-24 マクロビル 027-387-0195

小林正人

Photo by Shizuka Kobayashi

1957年東京⽣まれ。’84年東京芸術大学美術学部油画専攻卒業。’85年初個展を機に東京国⽴のアトリエで制作を始める。’94年{絵画の⼦」でVOCA奨励賞。’96年サンパウロビエンナーレ⽇本代表。’97年キュレーターヤン・フート⽒に招かれ渡欧。以降ベルギー、ゲント市を拠点に各地で現地制作を⾏う。2006年帰国。主な個展に「小林正⼈展」宮城県美術館(2000年)、「A Son of Painting」ゲント現代美術館(2001年)、「STARRY PAINT」テンスタコンストハーレ、スウェーデン(2004年)、「この星の絵の具」高梁市成⽻美術館(2009年)、「LOVE もっとひどい絵を︕ 美しい絵愛を口にする以上」シュウゴアーツ、東京(2010年、2012年)、「ART TODAY 2012 弁明の絵画と小林正⼈」セゾン現代美術館(2012年)、「名もなき馬」シュウゴアーツ、東京(2014年)、「Thrice Upon A Time」シュウゴアーツ、東京(2017年)、「自由について」シュウゴアーツ、東京(2023年)など。
https://masart.jp/index.html

rin art association

rin art association はコレクターである原田崇人が2010年に設立した群馬県高崎市に所在する現代美術を中心に扱うギャラリー。群馬県内のオルタナティブスペースを中心に活動していたが、2017年1月に高崎駅近郊のスペースに移転。現在は前橋市まちなかにある複合商業施設「まえばしガレリア ギャラリー2」においても定期的に展覧会を開催。鬼頭健吾、鈴木ヒラク などの気鋭の作家から、白川昌生、長重之などのベテラン作家までを幅広く扱い、美術史の文脈に有効に接続する概念的な作品を紹介。国際的なアートフェアにも積極的に参加を行い、地方都市から良質な文化を世界に発信している。

白井屋ホテルとは、鬼頭健吾、鈴木ヒラク、小金沢健人、三家俊彦などの作品展示やインスタレーションを介してコラボレーションを重ねている。
https://rinartassociation.com/

白井屋ザ・ラウンジ

Photo by Shinya Kigure

⽇本を代表する建築家の藤本壮介⽒が設計した、大胆な4層の吹き抜けや螺旋階段があり、トップライトからは燦々と光が降り注ぐ緑ゆたかなカフェラウンジです。まるで美術館のサロンのように、世界的なアーティストによるさまざまなコンテンポラリーアートや世界中のインテリアを愛でながら、前橋のまちのリビングとして、おひとりさまから、お仲間やご家族との集いにいたるまで、多様な飲⾷の機会にご利⽤いただけます。

<朝食>07:00-10:30 <昼食>11:30-15:00 <アフタヌーンティー> 15:00-17:00
※17:00-23:00 アートラウンジとしてご宿泊のお客様には無料でご利用いただけます。

白井屋ホテル (群⾺県前橋市本町2-2-15)

Photo by Shinya Kigure

ART DESTINATION
五感を刺激するインスピレーションに満ちた美術館のようなホテル

かつて前橋にあった老舗旅館が、創業300年の歴史を経て、建築家の藤本壮介氏の手により「白井屋ホテル」として蘇りました。廃墟となっていた建物をリノベーションして生まれたコンクリート剥き出しの吹き抜けには、世界的クリエイターが手がける幻想的な“光のアート”や2つと同じデザインのないゲストルーム。世界的な食のガイドブック『ゴ・エ・ミヨ』に3年連続掲載されている併設のレストランでは、ミシュラン2つ星「フロリレージュ」をはじめとする国内外の名店で経験を積んだシェフとソムリエが織りなすクリエイティビティ溢れる食体験を通じて、大自然に恵まれた群馬の魅力をお届けします。敷地内には、パティスリー、ベーカリー、バー、ラウンジ、茶室、さらには個室サウナまで併設し、インスピレーションに満ちた滞在を叶えます。                       ナショナルジオグラフィックトラベラーの「2021年世界ベストホテル39」に選出。